その日は突然きます。といっても何となく会社の状況は把握していたので、いつかは来るだろうなと思っていました。

ただまさかクリスマスに解雇通知を頂くことになるとは!

会社の大きなトラブルにより1-2年くらいはまともに製品を販売でできない状況となりました。トラブル発覚後は全国のお客様に謝罪行脚を続け何とか落ち着いてきたのが年末。来年からどうなるだろうねーと社内でも話していたところに突然社長からの呼び出し。あーこれはそういうことだなと面談になる前から予想はしていました。

会議室で社長と対峙した際に単刀直入に本国から解雇通知が来てしまった。大変申し訳ないと謝罪をされました。

その時私は何故か「ありがとうございます!会社都合で退職できますね!」と言ったことを今でも覚えています。社長からはそんなに嬉しそうにされても困るのだけど・・・と苦笑いをされました。正直なところをいうと、なぜ自分が一番最初に解雇通知を受け取らなければならないのか、しかもクリスマスに!と困惑していましたが、会社都合であれば失業保険がすぐにもらえる!2-3か月はゆっくり休もうと即座に切り替えていました。まだ20代で若かったというのが大きいですが、医療業界ならすぐに転職できるだろうとも思っていたのが大きな理由です。

1月末での退職が決定したので、1月中に転職先を探しました。この業界はうわさが回るのが早く当時のライバル企業からすぐにお声掛け頂きトントン拍子で転職が決まりました。専門性の高い商材を扱っていた事が個人の価値を高めていてくれました。

トラブルと解雇は大変でしたが、おかげで転職できてよかったと思います。